つわり欝で起きた意外な変化。指1本も動かせなかった日々

89 - つわり欝で起きた意外な変化。指1本も動かせなかった日々

現在46歳の専業主婦です。今から10年以上前のことになりますが、つわりの酷さからうつになったことがあります。妊娠初期から4か月目まで、辛くて苦しくて、お腹の子供と一緒に死のうかとすら考えました。そんな私がつわりをどう乗り切ったのか紹介したいと思います。

つわりで甘えてると言われてからうつになっていまいました

最初はとにかく気持ちが悪くて何も食べられない状態でした。
匂いもダメで、食卓に座ることさえできない。夫と姑の食事の用意をして、テーブルに並べると、あとは別の部屋に入って、二人が食べ終わるのを待ってから後片付けをする、そんな生活でした。

 

 

でも、ある日、姑に叱られたんです。
「息子(私の夫)が仕事で疲れて帰って来てるのに笑顔も見せないで何考えてるの? つわりなんて女の人はみんな我慢してるんだから食事くらい一緒に食べなさいよ。甘えるんじゃありませんよ」と。

 

 

甘えてる?
そん言葉に深く傷つきました。

つわりの辛さから、食事どころか寝ることさえできない私に、もう思考力はほとんどなく、ただ姑の言葉が私の心に突き刺さりました。そして、それは私をさらに追い詰めて言ったのです。

 

 

甘えてる、自分は甘えてるのか、私に母親になる資格はないんだ。

 

 

気持ちが折れて、感情がなくなりました。
姑の言う通り一緒に食卓につくようにしました。そして、口許だけ笑顔を作って、箸を食べ物につけては、食べるふりをしていました。
思えば、それがうつの始まりでした。

 

 

姑はとても厳しい人だったので、家事の手を抜くことを許してくれませんでした。
本当は座って休みたいのに、ほぼ一日中動き回っている日々。

 

姑は「家事をしてれば気が紛れるのよ」と言いましたが、そんなもので紛れるはずもなく、食べられずに体重が減る一方の中、無理して家事をするものだから、ある日、糸が切れたように立ち上がることさえできなくなりました。姑は叱ります。私も起き上がろうとしましたが、指一本動かせません。心が動くことを拒否したのです。

つわりで10キロ落ちて危機感。これが私のうつからの転機でした

2 - つわり欝で起きた意外な変化。指1本も動かせなかった日々

つわりでうつになった時、私はもうこのままではダメだと覚悟を決めました。
よい嫁を演じるのはやめよう、姑に嫌われても罵られても構わない、自分のしたいようにする、と。

そうしないと子供と一緒に死を選んでしまう、自分の中にある希死念慮に怯えました。

 

 

その日から、家事の一切を放棄しました。夫には、姑か私か大事なのはどちらか迫り、姑を選ぶなら離婚すると告げました。そして私は出産まで耐えるからあなたも私を守ってほしいと訴えました。

その時に、ふっと自分は母親になれたんだと思いました。
自分よりも子供を守りたい、そのためには姑を敵にすることさえできる、鬼嫁になれる、そう思いました。
そして、夫も私を守ると約束してくれました。

それからはつわりに対する対策だけを考え始めました。

 

 

家事は掃除ならできそうな時にする、食事は作るのは無理だと諦めて、お弁当を宅配で頼んでいると、見かねた姑が作ってくれるようになりました。でも気兼ねはしない。絶対に無理はしない、これが私の決めたつわり対策でした。

 

 

 

食事や家事は姑が渋々やってくれますが、食べることをがんばらなければなりません。体重はすでに10キロ近く減り、検診の時に病院の扉を開けることすら力が入らず無理でしたから。そこで私は考えました。

 

吐き気がするなら吐いてしまおう。食べる前に吐きたいだけ吐いてしまえば、食事も食べられるんじゃないかと思ったのです。

食事の前に、コップにお水を入れて歯ブラシをもってトイレに籠りました。コップの水を少し飲み、歯ブラシで喉を突いて、嘔吐しました。出てきたのは黄色の胃酸。これが吐き気の正体だったのです。私はまた水を飲み、歯ブラシで喉を突つき胃酸を吐き出しました。それを繰り返していると、スッキリしました。そして、つわりが始まってから初めておいしく食事ができたのです。

 

 

姑も最初は気持ち悪がっていましたが、私が食事ができるようになり、体力が回復してくると、素直に喜んでくれました。その内に自然と笑顔も増えて、家事もできるようになってきました。

 

 

そうなるとずっと家事を引き受けてくれていた姑にも感謝することができて、「ありがとうございます」と心から言えるようになっていったのです。姑も私に対して本当の娘のように接してくれるようになりました。

 

 

出産後でも、嫁姑の仲はよく、夫抜きで食事に出かけたり買い物に行ったりできる仲になりました。これは思いもよらないつわりの副産物でした。

 

 

つわりになると、なんでも耐えないといけないというのは日本人固有のものらしいです。耐える妻が美徳とされていた頃からの忌まわしい習わしです。

 

 

私は思うのです。
子供を本当に守ろうと思ったら誰に罵られようとも、まず自分の体と精神を守らなければならないと。
情けない、甘えてると言いたい人には言わせておけばいいんです。面と向かって言われたら「じゃあ、あなた代わってくれる?」と言ってやればいいんです。

 

 

そして、吐き気を我慢することはないんです。
私は「食事前に吐く」ということをやって、吐き気の正体は胃酸だと気づきました。
妊娠によって、胎児を異物だと勘違いした体が、それを排除しようと胃酸を多くしているのです。

 

 

だから、それを吐き出してやれば、あとはスッキリとしてご飯が食べられるようになりました。
それこそ体重が増えすぎて困るくらいに。

 

 

まず食べる、そして睡眠をしっかりとる。
それを阻害しているのがつわりで、そのつわりの正体が胃酸なら吐き出してください。

 

 

最初は吐くということに慣れないかもしれませんが、水を飲みながらやっていると喉を傷めることなく吐くことができます。
慣れてくるとうまく吐き出せるようになり、食事も睡眠もとれるようになります。

 

 

今、つわりに悩んでいる人は、騙されたと思ってやってみてください。
きっと快適に過ごせるようになります。

 

 

何に対しても我慢しないこと。
それが妊娠によってうつにならないための最大の対策だと私は思っています。

 

 

そして周りの人に対する気遣いもこの際捨ててしまいましょう。恩返しはいつでもできます。
父母や舅姑への恩返しは孫の顔を見せてあげることです。
夫には笑顔を毎日見せてあげること、それで十分だと思ってください。

 

 

しっかり自分の体とお腹の赤ちゃんを守り、無事出産の日を迎えられることを祈っています。赤ちゃんとの対面を楽しみにして、まずは「無理をしない」を心がけてください。どうかどうか頑張ってください。あなたはもう「お母さん」なんですから。

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